4月から、Eテレの番組編成が変わるらしい。
ここ数年、「はなかっぱ」で子どもを起こし、「おかあさんといっしょ」で
朝ご飯を食べさせ、「オトッペ」を目安に家を出る日々が続いていたので
個人的には天変地異なみの衝撃だ。

毎年、この時期の子ども番組の変更では、お兄さんお姉さんをはじめとする
出演者の卒業・交代のニュースに一喜一憂する。

どうしてこうも、心揺さぶられるのか。

もちろん、朝のルーティンが変わることも大きいが、少なくとも私の場合、
新年度を控えた漠然とした不安によるところが大きい。

4月になると、子どもが保育園に通いだす、進級する、小学校に上がる、など
大きな変化が起きる。
そこにはどうしても、不安がつきまとう。

本来、新しい道は子ども自身が進むものであり、その点では親は無力だ。
しかし、「本人のことだから」とどんと構えられるほどの胆力がない。

その不安が、子ども番組改編のニュースと同時に噴出するのだ。

とはいえ、不安と期待を携えて道を切り開く子どもを、陰で見守るのが親の役目だ。
そしてEテレは、来年度も、そんな親と子どもの後押しをしてくれるだろう。

そして、おそらく新しい番組内容にもすぐ慣れるのだろう。
ただ、一部演者の皆さまには、できれば来年度も続けてほしいと心から願っている。